ホームページを自分で作るときも、制作会社に依頼するときも、作る前に絶対に考えておくべきことがあります。「綺麗なホームページを作りたい」「見やすいホームページを作りたい」など、見た目ではなく、もっと根っこの部分なのです。
考えるためにITやWebの知識はいらない、つまり事業者であれば誰でも考えることができる内容なので、最低限以下の3点については、じっくりと時間をかけて考えるようにしてください。
まず、作ったホームページを誰に見てもらいたいのか、じっくりと考えましょう。
「世界中の人に見てもらって、世界の全員に認めてもらえるサイト」
こういう回答をされる方がいます。理想はわかりますが実際のところ不可能です。もし仮にこれができるのなら、あなたの会社は世界No1の会社に成長してるはずです。
「誰に見てもらいたいか?」、これは言い換えると「ターゲットを誰にするか?」ということです。
想定しているターゲットによって、書く内容や書き方、見せ方は違ってくるのはわかりますよね?ターゲットを決めた方が、ホームページを作りやすいし、ホームページを訪問してくれた人が動きやすいでしょう?
「HPを誰に見てもらいたいか?」これを決める理由は、ホームページで成果を上げるためであり、そもそも成果のでるホームページを作るなのです。しっかり頭に入れておきましょう。
次に何をホームページに来た人が、どうなったらよいかを明確にすることです。
「ホームページに来た人、全員がハッピーになる」
こういう漠然とした目標にすると、何が正しくて何が正しくないのかわからなくなるので絶対控えましょう。一口にホームページといっても、実はいろいろな目的があるものです。例えば…
ホームページをみたユーザーに何をしてもらいたいかで、掲載する内容や書き方が変わってきますよね?目的を明確にしておくことで、どのような情報コンテンツ(記事)が必要で、どういうユーザー導線にしておくべきか、考えることができるのです。
「見てくれた人がそれぞれ感じてくれたらいい」という考えでは芸術作品です。意図をもって作り、成果を上げるためにも目的を明確にしておきましょう。
現代はモノも情報も溢れている時代で、消費者は常に選択をしています。他社と同じ、何も特徴がない、では消費者から選ばれません。
こういう会社(お店)があったら、あなたは選びますか? ほぼ全員が選びません。他社と同じではダメだし、他社より条件が悪くてもダメ。他社よりも有利なことを提供しなければなりません。
自社(自分のお店)の特徴は何なのか、をしっかりと打ち出し、他社(他店)と何が違うのか?を明確にしておきましょう。それが差別化であり、ホームページに記載すべき重要な事項です。